アップルはMac用OSの最新バージョンOS X Yosemite 10.3.3を一般向けに公開し、iPhoneやiPadなどiOS機器向けの基本システムの最新バージョンiOS8.3も一般向けに公開しました。
今回のアップデートでは、新しい絵文字の追加、Siriの改良、CarPlayのワイヤレス接続への対応をはじめ、非常に多くの不具合の修正とインターフェイスの改善が行われています。
絵文字の追加、キーボード一新
デザインが一新された絵文字キーボードでは、カテゴリーによる分類から絵文字を選択できるようになり、これまでのようにカップルだけでなく、家族の絵文字も増えました。また、新しい国旗やiMac、iPhone、Apple Watchの絵文字も追加されています。
SiriやCarPlayも改善
Siriのアップデートでは、新しいアクセントや言語が追加されています。また、iPhoneのスピーカーフォンを使って電話を掛けられるようになっています。また、CarPlayはLightningケーブルを必要とせず、ワイヤレスで車載のダッシュボードシステムと接続することが可能となりました。
標準搭載アプリもアップデート
標準で搭載されているアプリの多くもアップデートされ、例えばPassbookではパスとApple Payが分離され、メッセージではメールを別のスレッドに分けることもできます。また連絡先に登録されていない人からのメールは自動的にスパムとして報告できるようになりました。App Storeでは無料アプリをダウンロードする場合、パスワードを入力せずに入手できるオプションが追加されました。
多くのパフォーマンス改善とバグ修正
また、Wi-Fi接続、メッセージ、コントロールセンター、Safariのタブ、サードパーティー製のキーボード、アプリの起動など、目に見えない部分で多くのパフォーマンスの改善が行われています。
アップデートのリリースノートには、Wi-FiとBluetooth接続の切断、画面のローテーションに関する不具合、CarPlayでのマップの非表示、アクセシビリティの不具合などをはじめ、非常に多くのバグ修正の説明がされています。また、アップルはMac用OS X Yosemite 10.3.3のリリースと同様に、iCloud Photo Libraryがベータ版を終了し、正式版になったことを発表しています。
今回の最新版iOS8.3へは無線接続、またはiTunesを利用してアップデートが可能です。
参照元 : Apple Insider