ゲームや動画視聴に用いられるシーンが増えたこともあり、スマートフォンは年を追うごとに巨大化していく傾向がみられます。しかし、そんな流れに逆行するかのように、「世界最小のスマートフォン」が新たに発表されました。
手の中に収まるほどのサイズ!
英スマートフォンメーカーZancoが新たに開発した「tiny t1」のサイズは46.7mm x 21mm x 12mm、重さはわずか13gほどです。ズボンのウォッチポケット(小さなポケット)にも楽々収まる大きさで、気軽に持ち運べることがうかがえます。
もちろん、ただ小さいだけではありません。12.5mmの有機EL(OLED)ディスプレイを搭載し、待ち受け状態で3日間、通話時間で180分を実現しています。残念ながらサイズの問題から、2G回線しかサポートしていませんが、通話やテキストメッセージをやり取りするには十分でしょう。
ただし、スマートフォンのキーボードはタッチパネルではなく、往年の「ガラケー」を彷彿とさせるダイヤルプッシュ式となっています。また通話の際はマイクに自分の声が届くよう、口元に近づける必要もあります。
それでも、クラウドファンディングサイトKickstarterで、目標の25,000ポンド(約378万円)を大きく上回る41,700ポンド(約631万円)を獲得できているのは(執筆時点)、決して目新しさからだけではないはずです。
なお、30ポンド(約4,500円)より「tiny t1」の購入は可能で、発送予定日は2018年5月となっています。
Source:Kickstarter,SlashGear
(kihachi)