スマートフォン利用者の実態調査の結果、通信手段として多く使われているのはLINEやSNSで、音声通話やメールを使っている人は非常に少ないことがわかりました。スマホはSNS、動画視聴、天気予報のチェック、ゲームなどの用途で多く使われているようです。
よく利用するのは夜7時〜11時
MMD研究所と、コロプラが提供するスマートフォン向けインターネットリサーチサービス「スマートアンサー」が、第17弾となる「2017年版:スマートフォン利用者実態調査」を、スマホを所有する15歳〜59歳の男女2,780人を対象に、2017年12月20日〜21日の期間に実施、結果を公開しました。
調査対象者に1日にスマホを利用する時間の長さを聞いたところ、「2時間以上3時間未満」の回答が最多で全体の21.7%となりました。またもっともよく利用する時間帯は「夜の19時〜23時台」でした。
スマホでメールや電話はしない
またメールやメッセージの1日の送信回数を聞いたところ、キャリアメールは「0回」が最多で50.3%、次いで「1〜10回」が40.2%でした。SMSもキャリアメール同様「0通」が最多で54.5%、続く「1〜10回」が33.2%でした。
一方LINEは「1〜10回」が最多で54.1%、次いで「11〜20回」が13.0%、「0回」が12.8%となっています。
さらに、スマホでの1日の通話平均時間(電話以外のアプリの音声通話/ビデオ通話も含む)を聞いたところ、「1分未満」が26.2%ともっとも多く、2番目に多かったのは「ほとんど通話をしない」で25.3%でした。いまやスマートフォンはいわゆる電話としては利用されていない実態が浮き彫りになった形です。
入れているアプリの平均数は20.6個
スマホにインストールしているアプリの数は、「6〜10個」が18.8%、「11〜15個」が17.2%、「16〜20個」が15.7%でした。
アプリをインストールしていると回答した人(2,664人)に、アプリの種類(複数回答可)を聞くと、「SNS・コミュニケーション」が69.4%、「動画」が60.6%、「天気」が58.5%、「ゲーム」が57.3%となりました。以下「SNS」「ナビ」「EC/オークション」が50%を超えています。
「ネットショッピングと動画視聴はスマホで」が主流に
ネットショッピングでよく利用するデバイスは「スマートフォン」が74.7%と圧倒的で、「PC」の38.6%と「タブレット」の10.6%を大きく引き離しています。特に20代以降の年代ではスマホでのネットショッピングが増えており、PCでの利用が減少傾向にあることがわかりました。
動画視聴については、10代から50代までのどの年代でもよく利用するデバイスは「スマホ、PC、タブレット」の順になっており、2015年の調査と比較すると、10代、20代、50代のスマホでの動画視聴が増えています。
Source:MMD研究所
Photo:Flickr/Aaron Yoo
(lunatic)