Appleは現地時間2月1日、同社2018年第1四半期(2017年10‐12月)の決算を発表しました。
過去最高の四半期売上を記録
2017年10‐12月期の売上は、前年同期比13%増の883億ドル(約9.67兆円)となり、四半期としては過去最高記録を達成。また1株当たり利益も同16%増の3.89ドル(約426円)で、同じく過去最高の数字となりました。
10‐12月期は、大幅なデザイン変更が行われたiPhone Xが発売となった期であり、また9月に発売されたiPhone8/8 Plusが初めて全期間販売された四半期でもあります。
iPhone売上台数は1%減に
Appleはモデル別の売り上げ台数を公表していませんが、iPhoneの総売上台数は、前年同期比で1%減の7,730万台となりました。ただし平均販売価格が上昇しているため、金額ベースではマイナス分は相殺されたと見られています。
Appleの最高財務責任者(CFO)であるルカ・マエストリ氏は2017年のホリデイシーズンについて、2016年と比べ1週間短かったことを、1%減の理由として挙げています。
iPhone Xは売れ行きトップのiPhone
Bloombergによれば、7,730万台というiPhoneの売り上げ台数は、業界の予測である8,020万台を下回っています。ただしiPhoneの平均販売価格は796ドル(約8.7万円)と業界予測を上回っており、これはiPhone Xは比較的売れたものの、iPhone8/8 Plusの売れ行きがいまひとつだったことを示している、と同メディアは記しています。
ティム・クック最高経営責任者(CEO)は決算発表でiPhone Xについて、「iPhone Xは11月の出荷開始以来毎週、売れ行きトップのiPhoneとなっている」と述べました。
Appleは2018年第2四半期(2018年1‐3月)については、売上は600億〜620億ドル(約6.56兆〜6.78兆円)との予測を打ち出しています。
Source:Apple,Bloomberg
(lunatic)