ソフトバンクとLINEモバイルは1月31日、戦略的提携として、両社の資本提携と共同でのMVNO事業運営を発表しました。現在のLINEモバイルのユーザーには、これまでと同様のサービスが引き続き提供されます。
LINEとソフトバンクが共同でMVNO事業運営
ソフトバンクとLINEモバイルの発表によると、LINEモバイルが実施する第三者割当増資をソフトバンクが引き受ける資本提携により、LINEモバイルへの出資比率はLINEが49%、ソフトバンクが51%となります。
また、両社共同でのMVNO事業の推進について詳細は今後、両社の協議によって決定される予定です。
現在、LINEモバイルを利用中のユーザーは、これまで通りサービスが利用できる、と案内されています。
LINEモバイルのネットワーク、将来的にはドコモからソフトバンクへ
LINEモバイルは現在、NTTドコモの通信ネットワークを利用してサービスを提供していますが、将来的にはソフトバンクのネットワークに置き換える可能性もある、とのことです。
また、ソフトバンクのサブブランドであるワイモバイルとは、全国にリアル店舗を展開するワイモバイルと、オンラインでスピーディーなサービスを提供するLINEモバイルの棲み分けは可能、とソフトバンクの広報はケータイwatchに語っています。
SNSのデータ通信「カウントフリー」などで話題に
LINEモバイルは、強いブランド力を持つLINEの子会社として2016年9月にMVNO事業に参入しました。
LINEやTwitter、FacebookなどSNSサービスのデータ通信量をカウントの対象外とする「カウントフリー」などの料金プランで注目を集めたほか、混雑時の通信速度調査でも安定した結果を出すなど、通信品質でも評価を得ています。