富士通は1月31日、同社の携帯電話・スマートフォン事業を投資ファンドのポラリス・キャピタル・グループに譲渡することを発表しました。「arrows」や「らくらくスマートフォン」のブランドは新会社に引き継がれて販売が続けられます。
先日報じられたばかりの事業売却
富士通とポラリス・キャピタル・グループは、富士通の携帯電話事業の譲渡に合意し、契約を締結したことを発表しました。
2018年3月末をめどに、富士通の携帯電話事業を分社化した子会社の株式を、ポラリスが設立する新会社へ譲渡する予定です。
新会社では、5GやIoT時代に向けた技術開発投資などを進め、収益基盤を拡充する方針です。
富士通の携帯電話事業売却については、最近日本経済新聞などが報じ、富士通は「交渉しているのは事実だが、決定はしていない」とのコメントを発表したばかりでした。
arrowsなどのブランドは存続
事業売却の背景について富士通は、携帯電話事業のコモディティ化が進み、海外メーカーとの競争が激化したことを挙げています。
直近のMM総研の調査で、富士通は国内スマートフォン市場シェア4位の位置にあります。
国産スマートフォンブランドとして固定ファンも多い「arrows」と、シニア向けの「らくらくスマートフォン」などの同社ブランドは新会社に引き継がれ、販売が継続されます。
Source:富士通(報道発表)
(hato)