現在、Apple Pencilが使用できるのは、一部のiPad Proに限定されています。しかし、将来的にはタブレットだけでなく、どんな平面や空中でも次世代Apple Pencilを使って、何かを描写できるようになる日が訪れるかも知れません。
平面だけに留まらない!
Appleが新たに申請した特許「電子入力デバイスを用いた、非電子的表面(Non-Electronic Surfaces)におけるコンテンツ作成」からは、特定のモーションや方位センサー、カメラなどを組み合わせて、どんな平面でもApple Pencilのようなデバイスを利用可能にする技術を、同社が開発していることが分かります。
特筆すべきなのは、この技術が平面だけに留まらない点でしょう。Appleの説明では、3次元空間でデバイスの位置をトラッキングしてデータを作成することについても触れられています。こうした技術は、実際の対象物(3Dオブジェクト)をデバイスでなぞることにより、コンピュータ上で立体的なモデルを作成するのにも役立ちそうです。
他にもある!Apple Pencilに関する特許
Apple Pencilの特許は、今回だけでなく、過去にいくつもの次世代技術が申請されています。
例えば、Apple Pencilを磁石でiPad Proにくっつけることができるようになる技術や、ペン先チップの摩耗を知らせてくれる技術などは、ユーザーからのニーズに適ったものと言えるでしょう。また、最近でもiPhone向けのApple Pencil登場を匂わせる特許が、米国特許商標庁(USPTO)によって公開されています。
すべての特許が実現するわけではありませんが、Appleがどういった方向性で技術開発に勤しんでいるかを推し量る指標にはなりそうですね。
Source:AppleInsider
(kihachi)