Appleは現地時間3月12日、macOS10.13.4、tvOS11.3、watchOS4.3それぞれのベータ5を開発者向けにリリースしました。
macOS10.13.4
macOS10.13.4では、起動時に「プライバシー」の説明が表示されるようになったほか、これまでiMac Proのみで使用できた新しい「Ink Cloud」の壁紙が、すべてのMacで利用可能となっています。
ボックスにチェックを入れると、複数のAppleデバイスでメッセージを同期できる「Messages in the Cloud」が利用できる模様です。また今年秋の公開が見込まれる次バージョンのmacOSから32ビットアプリが動作しなくなるのに備え、その旨を警告する通知の表示が始まっています。
tvOS11.3
tvOS11.3では、これまではApple TV 4Kのみ対応していたフレームレート調整機能が、Apple TV(第4世代)でも利用可能となります。macOS 10.13.4と同様、「プライバシー」についての説明が追加されています。またApple TVの設置場所の選択肢がHomeKitと統一されました。
ただし初期のベータ版で追加されていたAirPlay 2についてはベータ3で削除され、ベータ5でも復活していないようです。
watchOS4.3
watchOS4.3では、iPhoneで再生する楽曲をApple WatchのMusicアプリからコントロールできる機能が復活しています。
Siri Watchフェイスではアクティビティデータが表示可能となりました。また充電中に新しいアニメーションが表示されるほか、ポートレート「ナイトスタンドモード」により、横向きの設置にフェイスの向きが対応します。
なおAppleは同日、iOS11.3ベータ5も開発者向けに公開しています。
Source:9to5Mac(1),(2),(3)
(lunatic)