2018年モデルの新型iPhoneは、2018年第2四半期(4月〜6月)には試作が始まるようだ、とサプライヤー関連情報に詳しい台湾メディアのDigiTimesが報じています。
4月〜6月には次期iPhoneの試作が開始か
DigiTimsによると、Appleは次世代iPhoneの試作を早ければ2018年第2四半期のうちに開始することで、秋の新型iPhone発売直後に十分な数量を供給可能な体制を整える方針です。
現時点では、Appleから2018年モデルのiPhone用部品の発注が増えたという情報はないものの、多くのサプライヤー企業が今後の業績を楽観的にみている、とDigiTimesは報じています。
もしAppleが第3四半期(7月〜9月)に新型iPhoneを出荷開始するなら、部品メーカーの売り上げは第2四半期に増え始めるだろう、とDigiTimesの情報源は語っています。
発売直後の需要に応えられなかったiPhone X
iPhone Xは、ユーザーの顔を3Dで認識するTrueDepthカメラの製造現場での歩留まり率が改善しなかったため、通常の発売時期である9月に間に合いませんでした。
また、一番需要が盛り上がる発売直後に品薄状態が続き、旺盛な需要に対応することができませんでした。
販売価格の高さもあり、iPhone Xの販売数量は期待を下回っていると言われています。
iPhone X後継モデルは製造コストが10%以上減?
Appleに関する正確な情報で知られるKGI証券のアナリスト、ミンチー・クオ氏は、2018年モデルのiPhoneについて、iPhone Xの後継となる有機EL(OLED)モデルとiPhone X Plusと噂される大型OLEDモデル、そして6.1インチの液晶モデルの3つが発売される、と予測しています。
DigiTimesは、iPhone Xの後継モデルは製造コストが10%以上抑えられるため、3モデル中で最も安価がモデルになる、との予測を発表しています。
Source: DigiTimes
Photo: Martin Hajek
(hato)