長期間使っているAirPodsのバッテリーの持ちが悪化したら、Appleに「修理」を頼むのではなく、「バッテリー交換」を頼めば、安く新品に交換してもらえるようです。
「バッテリー交換」なら「修理」の約3割安く新品交換
米紙The Washington Postのテクノロジーコラムニストのジェフリー・ファウラー氏は、2年以上使っているAirPodsが15分ほどでバッテリーが切れるようになり、修理を頼もうとAppleとやりとりした結果、以下の発見をしたそうです。
- 購入から1年以内に、再生時間が5時間の半分を切る状態なら、Appleは無償で交換に応じてくれる
- 保証期間外なら、AirPodsの「修理」料金は片方69ドル(日本では税別7,800円)、両方で138ドル(日本では15,600円)
- しかし「バッテリー交換」料金は片方49ドル(日本では5,400 円)、両方だと98ドル(日本では10,800円)
- AirPodsのバッテリー消耗状態を確認することはできず、バッテリーを取り出して交換することも不可能なので「バッテリー交換」は「新品に交換」と同じこと
AirPods向けのAppleCare+も提供開始
Appleは、AirPodsのバッテリーサービスについて、以下のとおり説明しています。
Apple 製品限定保証では、バッテリーの欠陥は保証対象ですが、通常使用による劣化については保証対象外です。バッテリーに製造上の欠陥があり、それが製品限定保証または AppleCare+ の保証対象である場合は、無償でバッテリサービスを承ります。バッテリーの不具合が保証対象外である場合は、有償でバッテリーサービスを承ります。
なおAppleは、AirPodsやBeatsブランドヘッドホンを対象に、3,400円(税別)で保証期間を2年間に延長するAppleCare+ for Headphonesの提供を開始しています。
iFixit「AirPodsの修理は不可能」
AirPodsを分解したiFixitは、「修理は不可能」として、AirPodsの修理のしやすさを10点満点中0点と評価しています。
ファウラー氏は、バッテリー交換できないAirPodsの設計には問題があるのではないか、とも指摘しています。
Source:The Washington Post, Apple (1), (2)
(hato)