KDDI(au)が、スマートフォンの端末代金を「最大半額」とする料金プランを廃止し、割引額を最大3分の1にした新プランを11月から導入すると産経新聞が報じています。
総務省の批判受けプラン内容を変更
auは、48回の分割払い契約を結び、2年後に機種変更すると残債が免除されるため、端末代金が「最大半額」割引になる、とうたった料金プラン「アップグレードプログラムDX」を9月から提供しています。
しかし、プログラム利用料が必要であること、他社回線利用者でも利用可能としながらSIMロックがかかっていることから、有識者会議が実質的な囲い込みにあたると指摘総務省が見直しを要請しています。
KDDIは、総務省の要請に対応し、同プランについて大幅な見直しを行う方針と報じられていました。
端末割引は最大半額から最大3分の1に
産経新聞によると、11月の見直し後の新料金プランは、端末を36回の分割払いで購入し、25カ月目以降に端末を返却すると最大12カ月分の支払いが免除されるもので、プログラム利用料は廃止されます。
端末の割引に相当する額は最大3分の1となり、NTTドコモの「スマホおかえしプログラム」と似たものになりそうです。
従来は、他社回線の利用者でも利用可能としながらSIMロックがかかっていましたが、新プランはau回線の利用者に限定して提供されます。
KDDIは、SIMロックの即日解除を全国13店舗のau直営店に限定して受け付けています。
ソフトバンクは名称変更で対応
「最大半額」をアピールする同様の料金プランは、ソフトバンクが「半額サポート+」として提供していました。
総務省から「わかりにくい」と指摘を受けたソフトバンクは、10月10日から名称を「とくするサポート」に変更していますが、内容に変更はありません。
なお、ソフトバンクは同社の回線契約がなくても、端末をクレジットカードで購入することを条件として、全国のソフトバンクショップでSIMロック解除を受け付けています。
Source:産経新聞
(hato)