Appleのティム・クック最高経営責任者(CEO)は、9月に発売したiPhone11の販売が絶好調と語りました。iPhone XRから販売価格を引き下げたことが好調の理由とみられます。
iPhone11の低価格化、特に中国で効果
Appleのティム・クックCEOは現地時間10月30日、2019年度第4四半期(7月〜9月)の業績発表の後、Reutersのインタビューに応じ、iPhone11、iPhone11 Pro、iPhone11 Pro Maxが「とても、とても、良いスタートを切った」と語りました。
クックCEOは販売好調の要因として、iPhone11の価格を699ドル(日本では74,800円)からと、発売当時のiPhone XRよりも安く設定したことで、新規ユーザー獲得と既存ユーザーの買い替えが促されており、特に中国でその傾向が顕著だった、と述べています。
iPhone11シリーズの好調については、Appleがサプライヤーに10%の増産を指示した、などと報じられています。
なお、Appleは2018年11月1日に公開した業績発表をもって、製品ごとの販売台数公開を終了しています。
Apple、iPhone販売台数に強気予測
Appleは、2020年度第1四半期(2019年10月〜12月)はiPhoneの販売が伸びるとの予測を発表しています。
Appleが今回発表した四半期業績に、9月20日に発売されたiPhone11シリーズの販売台数は約10日分しか含まれていません。
販売好調なiPhone11に加えて、発売されたばかりのAirPods Proを含む「その他製品」部門、11月1日にサービスを開始するApple TV+を含む「サービス」部門の伸びへの期待もあり、業績発表後のAppleの株価は約2%の上昇を記録しました。
なお、iPhone11シリーズは、先日公開されたiOS13.2の新機能Deep Fusionにより、非常に高精細な写真を撮影することができるようになります。
Source:Reuters via 9to5Mac
(hato)