Appleは2019年中に、昨年の2倍となる6,000万台ものAirPodsを出荷する見通しです。出荷台数が増えている要因のひとつは、先月発売となったAirPods Proの需要が予想を上回っているためです。米メディアBloombergによれば、需要に応えるため、Appleのサプライヤーは生産能力を限界まで引き上げている模様です。
AirPodsは発表当時から好評
初代AirPodsが発売されたのは2016年12月のことです。以降供給が需要に追いつくのが難しいほど、大きな成功を収めています。Appleは公式にAirPods単独の売上を公表しておらず、ウェアラブル端末やホーム、アクセサリーカテゴリの一部として公開しています。
2019年、AppleはAirPodsのラインナップを大きく変えました。3月には、H1チップ搭載かつハンズフリーでSiriが使用可能な、ワイヤレス充電ケースも選べる第2世代AirPods、10月にはノイズキャンセリング機能や外部音取り込み機能などを搭載したAirPods Proを発売しています。
Appleはワイヤレスイヤホン市場で大きくリード
GoogleやMicrosoftなどの競合他社がワイヤレスイヤホンの市場進出に苦戦している中で、Appleは年末のプレゼント需要を満たすことに集中できそうです。特にAirPods Proのおかげで、他社よりも有利なポジションにあるといえます。
AirPods Proはアメリカのほとんどの小売店で現在数週間入荷待ちの状態の状態ですが、Appleは年末商戦に合わせて入荷予定日を早めてくると思われます。
Source:Bloomberg via 9to5Mac
(tamakuwa)