24日に発売になったApple Watchは依然として供給が需要に追いついていません。その供給不足の原因の一つがApple Watchに使われている中国製部品の不具合にあるとウォルストリートジャーナルが報じています。
不具合はタプティックエンジンで発生
Apple Watchで様々な通知を手首に振動で伝える「タプティックエンジン」に不具合が発生した模様です。この部品は中国の瑞声科技(ACCテクノロジーズ・ホールディングス)と日本の日本電産が製造していますが、不具合が見つかったのは瑞声科技で製造された部品のようです。
不具合はApple Watchの発売前に発見されたものの、その後の供給計画が大幅に狂ってしまったと報じられています。確かに当初は4月上旬にも出荷開始と伝えられていましたが、実際の出荷は4月の下旬になりました。もしかするとこの部品の不具合が影響したのかもしれません。
バンドの供給不足も品薄に影響か?
ただ、今回判明した部品の不具合だけがApple Watch品薄の原因ではないと考えられます。Apple Online Storeや量販店の在庫を見る限り、バンドの種類ごとに納期が異なっており、これも供給の不安定さに影響していると予想されます。
作りやすいベルト、製造に時間のかかるベルトがあり、部品の不具合問題とも複合してApple Watchが供給不足となっていると思われます。ただ、一部で予約時の納期から前倒しで出荷されているケースも見られ、次第に供給不足も解消されると考えられます。
現時点で多くのモデルの納期は6月となっていますが、これは予約開始直後から変動していません。おそらく6月頃には安定して供給できる体制が整うのかもしれません。
参照元: ウォルストリートジャーナル、ブルームバーグ、http://iphone-mania.jp/news-70319/
執 筆: KAZ