先日発売されたApple Watchですが、その小さな筐体の中にはデバイスの「脳」とも言うべき「S1チップ」が非常にコンパクトな設計で埋め込まれています。
すでにApple Watch本体の解体については、複数の事業者が実施していますが、今回は調査機関ABI Researchがこれまで謎に包まれていたS1チップを解体し、その中身を公開しています。
4GB(512MB) のエルピーダ製SRAMがセンターに配置
こちらが解体したS1チップの中身ですが、4GB(512MB) のエルピーダ製SRAMがセンターに配置され、Sandisk製または東芝製の8GBのフラッシュストレージを内蔵しています。
また、Wi-FiやNFCには、Broadcom製のチップが使用されていることなどが分かります。
Apple Watchの筐体には、こうしたかなり細かな部品をパッケージングしたS1チップのほか、バッテリーなども内蔵されいているのですから驚きですよね。今のところバッテリーが1日しか持たないことが問題視されていますが、こうした背景・努力を知ってしまうと、それも仕方のないような気がしてしまいます。
参照元:MacRumors、http://iphone-mania.jp/news-70489/
執 筆:クロス