スマートフォンを落としても割れないし傷つかない――そんな夢の新素材をアメリカ海軍が開発しました。
薄く透明に、それでいて硬い
アメリカ海軍が生み出したのは、スパイネルと名付けられた特殊なセラミック素材で、アルミン酸マグネシウムに手を加えたものです。
耐久性に優れているだけでなく、「焼結」と呼ばれる処理を施すことで、薄く引き伸ばして透明にすることも出来、ガラスの代わりに時計やスマートフォンなどのパネル部分に用いることが期待されています。
ゲームを変えてしまう可能性も
アメリカ海軍研究所(NRL)の研究員であるJas Sanghera氏は、この技術が市場の「ゲームを変えてしまう」と胸を張ります。
すでにライセンスを企業に提供する段階に入っているそうで、具体的な名前は明かされなかったものの、取引先は「最大で30インチくらいのプレートを製造可能な企業」とのことです。
同氏の発言から、取引先が高度な技術を持っている企業であることが伺えるだけに、市場へ急速に広まる可能性も十分にありそうです。既にLGのG Flex2を始めとする一部の端末が、背面の自動修復機能を兼ね備えていますが、ディスプレイまではさすがに修復出来ないとあって、そもそも「傷つかない」スパイネルへの期待が高まります。
参照元:Zeenews、http://iphone-mania.jp/news-70564/
執 筆:kihachi