世界最大の電子機器受託生産サービス(EMS)を行うFoxconnグループの中核企業である鴻海精密工業は、4月の受注金額が過去最高となったと台湾のニュースメディアが報じています。同社はiPhone6とiPhone6sの組立製造サプライヤーとしても知られており、iPhoneの好調な売上げによるものであるとアナリストは分析しています。
鴻海精密工業、4月の売上も依然好調
鴻海精密工業の4月の連結売上は3,524億7,000万台湾元(約1兆3,749億9,181万円)となり、前月からは4.19%、今年初めからは19.71%も増加しており、市場の予想を大幅に上回っています。
iPhone6/6 Plusの売上好調を示す
鴻海精密工業は4.7インチサイズのiPhone6の60%を、Appleから受注し製造しているといわれており、残り40%は同じく台湾を拠点とするPegatronが製造しているとみられています。ただし、5.5インチサイズのiPhone6 Plusは鴻海精密工業が独占的に製造している模様です。
AppleのCEO(最高経営責任者)Tim Cook氏は、先日の四半期決算でiPhone6/6 Plusへの需要は未だに強いと発言していましたが、台湾のアナリストの予想では、次期iPhoneが今年後半にリリースされるまでに、鴻海精密工業の売上は落ち着いてくるとしています。
Appleは6月末の四半期決算で再び市場関係者を驚かせることになるのかは分かりませんが、AppleのCFO(最高財務責任者)Luca Maestri氏は、3月末の決算数字よりも上昇するとの予想を述べています。
参照元 : Patently Apple、http://iphone-mania.jp/news-71279/
執 筆 : リンゴバックス