アップルは開発が噂されている12.9インチの大型ディスプレイを搭載するいわゆるiPad Proでは、タッチパネルを更に薄くするため、新たな銀ナノワイヤの素材のサンプルをサプライヤに依頼したようです。
銀ナノワイヤのサンプルをサプライヤに依頼
韓国のKorea IT Newsはサプライチェーンの関係者の情報として、アップルがLG Display、Samsung Display、Japan Displayなどのサプライヤに対して、タッチパネルに使用する銀ナノワイヤのサンプルを依頼したと報じています。
iPad Proは2016年までリリースされない?
少なくともこの関係者のうち1人は、iPad Proが今年後半に登場するのではないかとのこれまでの予想について、来年までリリースされないと述べているようです。
銀ナノワイヤを採用したタッチパネルは、センサーを搭載しなくてもタッチセンシングが可能なうえ、省電力で小型化、軽量化も可能とのことです。
現在利用されている透過型静電容量方式のタッチ技術に比べ柔軟性があり、指による感圧を判別しやすい特徴があり、Force Touch機能をiPadに導入するには非常に有効だと考えられています。
Force Touchには有効な素材
アップルが13インチのMacBookや新たな12インチのMacBook、Apple Watchに搭載したForce Touch機能はiPad Proにはもちろん、今後iPadシリーズにも搭載されると予想されています。
iPad ProにはNFC技術も搭載され、Apple Payの受信端末としても利用できると予想されており、USB-Cポートを搭載し、入力にはBluetooth接続による専用のスタイラスペンが付属すると予想されています。
アップルがナノワイヤ技術を採用するのではないかとする報道は、今回が初めてではなく、Apple Watchが発表される前の2014年の2月には、台湾のタッチパネル大手TPKにコンポーネントを依頼したと報じられたことがありました。
参照元 : Apple Insider、http://iphone-mania.jp/news-71364/
執 筆 : リンゴバックス