ソフトバンクは19日午前10時からに記者説明会を開催しています。そのなかで宮内社長はソフトバンクのiPhoneではVoLTE非対応機種でも3G回線でのHD Voice(高音質通話)に対応していると発言しました。
対応機種はiPhone5、5s/5c、AQUOS CRYSTAL
iPhone6/6 Plusは4月からVoLTEに対応し、高速発着信と対応機種同士の高音質通話が可能になっています。しかしiPhone5、5s/5cはVoLTEに対応せず、このメリットを享受できない状態でした。そこでソフトバンクはネットワークを改修し、これら3機種でも3G回線の通話での高音質通話(HD Voice)を可能としたと報告しています。これで音声通話の品質はVoLTEと同等になります。(*iPhone5はiOS7.1以上、iPhone5cは5月下旬以降に対応)
高音質通話サービスの開始時期の明言はありませんでしたが、宮内社長は4月、5月から高音質通話が可能になったとしています。既にソフトバンクのiPhone5、5c/5s、6/6 Plus、AQUOS CRYSTAL、AQUOS CRYSTAL Xの各機種同士の通話で高音質通話が利用できるようになっています。
HD Voice対応端末率は8割
上記対応機種は既にソフトバンクのスマートフォンの8割りを占めているとされ、ユーザーが高音質通話をする機会も多くなっています。3GでのHDボイスサービスはVoLTEで先行するドコモに対抗する意味で非常に重要な取り組みだと言えます。
ただ、この3GのHDボイスも同一キャリア内だけの対応です。ドコモやauのiPhoneと通話しても高音質にはなりません。やはり、ソフトバンクだけでなく、au、ドコモにはキャリアをまたいだ高音質通話の実現を急いでもらいたいところです。
参照元: ソフトバンク、http://iphone-mania.jp/news-72163/
執 筆: KAZ