アップルは自社のマッピングサービスのアップグレードを進めていますが、その一環として地図データ、店舗や企業情報、衛星画像などのデータを提供する提携先を数多く増やしている模様です。
ビジネスリスティング提携先を多数追加
アップルは地図データに関する著作権表示のページを更新し、E-WEGO、NavAds、Yellow Pages Group Corp、Yellow Pages Turkeyなど、ビジネスリスティングを取り扱う新たな提携先を追加しました。
今回追加された提携先の情報は、旅行関連のレビュー記事を提供する、TripAdvisorやBooking.comの大手2社の情報と現地情報とを統合させるのが目的のようです。
アップルは2012年のマップアプリの発表以降、新たな提携先を増やし、社内でもデータの整合性を検証してきました。また、航空写真を追加したり、観光スポットのデータベースを整備したりし改善を続けてきました。
高精度GPSの関連企業も買収
今月にはアップルが高精度ナビゲーションシステムを開発する、Coherent Navigationを買収したことが明らかになっています。今のところ同社の技術が、アップルの製品にどのように組み込まれるのかは分かりませんが、アップルがマップアプリを始め、位置情報に関する事業を見直そうとしていることがわかります。
また、今週初めにはオランダを拠点とする地図データサービスのTomTomが、北アメリカとヨーロッパの地図データを提供するアップルとの契約を更新したことを明らかにしていました。
アップルは6月に開催するWWDC(世界開発者会議)で、新たなiOS9に搭載するマップアプリを一新し、乗換案内情報を追加するのではないかと期待されています。
Source : Apple Insider、http://iphone-mania.jp/news-72718/