今秋に実装されるiOS9には、次にユーザーがタッチするエリアをデバイスが予測する機能が隠されているそうです。
WWDCでは明らかにされなかった
この機能が実際にどのような形でユーザーが使用出来るのかはまだ明らかになっていませんが、デベロッパー向けに提供されたiOS9には、「タッチ予測」機能が埋め込まれていたとのことです。
アップルが質問に対して答えたところによれば、「ディスプレイが最後に更新されてから次に起こりうるタッチを先取りし、予測するような機能」とのことです。先日開催されたWWDCでは、このような予測機能については明らかにされなかっただけに、デベロッパーが発見しなければ、アップルの関係者以外は誰も知らない機能のままだった可能性もあります。
先読みしてラグタイムを無くす
タッチする前にユーザーの動作を先読みし、勝手にアプリが動き出すという可能性もSFチックで面白いですが、現実的な落とし所としては、タッチしてから起こるラグタイムを出来る限り減らすために、デバイス側で次の動作への準備をしておく、といったところでしょうか。そうであれば、iOS9では従来のOSに比べ、読み込みが快適に感じるかも知れません。
ニュースサイトBGRによると、パラメータを調整したり、バッテリーの持ちを伸ばすべく、ユーザーがどのようにiPhoneやiPadを扱うかを学習するアルゴリズムに関する特許も、すでにアップルは取得済とのことです。以前も、iOS9ではSiriが大幅に賢くなったというニュースをお伝えしましたが、表には出てこないシステム内部でも、予測機能はどんどんと進化していくのかも知れませんね。
Source:BGR、Apple、http://iphone-mania.jp/news-74742/
(kihachi)