アップルはA8プロセッサと搭載し、iSightカメラを8メガピクセルに変更した第6世代となる、新型iPod touchを発売したことを既にお伝えしましたが、ITニュースサイトTechCrunchのMatthew Panzarino氏が早速同機のベンチマークの結果を報告しています。
A8チップは1.10GHzで動作
テスト結果によりますと、新型iPod touchに搭載されているA8プロセッサはコアあたり1.10GHzで動作しており、同じA8プロセッサを搭載するiPhone6のコアあたり1.39GHzよりも若干遅く設定されているようです。これは多分バッテリーの持続時間に配慮したものだと予想されます。
従来と比べ6倍高速化
Geek bench 3によるベンチマークの結果では、シングルコアで1379、マルチコアの場合で2440という結果になっています。A5プロセッサを搭載した従来モデルのiPod touchの場合は、それぞれ215と410というテスト結果でしたので、最新の第6世代iPod touchは6倍高速化しており、従来モデルからは大幅な改良となっています。
iOS8.4搭載、Apple Musicがすぐ使える
製品のモデルIDは、従来のiPod touchがiPod5,1でしたので、iPod6,1になると予想されていましたが、なぜかiPod7,1となっています。新型iPod touchは最新のiOS8.4がプリインストールされており、購入しすぐに、先日サービスが開始されたApple Musicが利用可能となっています。
メモリはiPhone6/6 Plusと同じ1GB
また、メインメモリはiPhone6/6 Plusと同じ1GBとなり、従来のiPod touchの512MBよりも増加しています。
M8モーションコプロセッサ搭載
新型iPod touchはヘルスケアアプリにアクティビティを記録し、アップロードできるようM8モーションコプロセッサも搭載され、新たに802.11acの無線LAN規格にも対応しています。
64bitに対応したA8プロセッサを搭載したことで、従来モデルのA5プロセッサから大幅な性能向上がみられ、さらにアップルのグラフィックAPIであるMetalに対応したことでゲームのグラフィック描写に大幅な進化が期待されます。
アップル製品では初めてBluetooth4.1に対応
さらに、新型iPod touchではアップル製品で初めてBluetooth4.1に対応したことが特徴となっています。Bluetooth4.1は前規格に比べ、LTEとの干渉が減少し、消費電力が改善され、データ転送が高速化され、信頼性が向上しています。
Source : MacRumors
(リンゴバックス)