アップルは2015年第3四半期(4月〜6月)の業績発表を行いましたが、Apple Watchの売上を公表しませんでした。これは以前にも、アップルは競合他社にApple Watchの売上情報を開示したくないとコメントしていたことから、予想されていたことで驚くことではありません
Apple Watchの売上は1,735億円を超える
しかし、今回の業績発表で初めてApple Watchがどれくらい販売されたのか、公式に検証できるヒントを得ることができました。ティム・クック氏によるとApple Watchの売上は9.52億ドル(約1,180億円)を超えているようです。
業績発表のレポートでアップルはApple Watchの売上を「その他」のカテゴリーに分類しており、Apple TV、Beats関連製品、iPod、その他Appleブランドの製品やサードパーティー製のアクセサリーなどの売上と合算されています。
Apple Watchは「その他」カテゴリーに分類
今回のレポートで「その他」のカテゴリーの売上は、前四半期と比較して56%増加し、26億ドル(約3,222億円)となっており、この売上にApple Watchの売上が含まれているわけです。前四半期にはApple Watchは発売しておりませんが、他の製品の売上げ増加もありますので、増加した56%すべてがApple Watchという訳ではありません。しかし、クック氏はApple Watchの売上が実際はこの数値以上だったことをほのめかしていました。
iPodやアクセサリーの売上げ減少をカバー
業績発表の際に、投資家や報道関係者にApple Watchの売上を尋ねられ、クック氏は「その他」カテゴリーの売上で、iPodやアクセサリーの売上げが減少している中、前四半期との単純比較で増加分だけを見るのは公平ではないとコメントしていました。このことからクック氏はApple Watchの売上が増加分の56%以上となる、9.52億ドル(約1,180億円)以上であることを示唆していると思われます。
販売個数は約290万個
仮にApple Watchの平均単価が500ドル(約62,000円)と想定した場合、販売数は約290万個となり、これまでの予想である300万個に近い売上数となります。もちろん、この売上数は実際の平均単価により上下しますが、アップルの公式な数値から算出した、確度の高い販売数ということになります。
6月に最多の販売
また、Apple Watchの発売後、売上が徐々に減少していると報じられていますが、クック氏は6月の売上が最も多かったとコメントしていました。また、実際の売上は社内の予想よりも多かったとも述べており、初代iPhoneやiPadのリリース直後の売上よりも順調のようです。
Source : 9to5Mac、http://iphone-mania.jp/news-78186/
(リンゴバックス)