iPhone6sは過去最高の売上を達成する―そんな強気の観測が登場しました。理由はiPhone6sが、アップルの「買い替えサイクル」にがピタリと当てはまるからです。
iPhone5sユーザーが一番多い
一般的なスマートフォンの買い替えサイクルが、およそ18-24ヶ月の周期であることはよく知られています。これはiPhoneも例外ではなく、例えばアメリカではiPhoneの買い替えサイクルは25ヶ月、中国は若干短い19ヶ月となっています。
では一体、iPhone6sはどれくらいのユーザーが既存のiPhoneからの買い替えを考えているのでしょうか。
リサーチ会社のAbove Avalonによれば、アップルがイベント毎に公開するデータをもとに、各世代のiPhoneを現在どの程度のユーザーが使っているかを算出すると、およそ下記の通りとなるそうです。
・iPhone6: 8,500万人
・iPhone6 Plus: 3,500万人
・iPhone5s: 1億2,500万人
・iPhone5c: 5,000万人
・iPhone5: 8,000万人
・iPhone4s: 6,000万人
・iPhone4以前:4,000万人
・合計:4億7,500万人
2億5,000万台が売れる計算に
上記の数値と、買い替えサイクルが18-24ヶ月であることなどを踏まえた結果、同社は、iPhone5sとiPhone5cのユーザーを中心に、およそ1億2,000万人から2億人ほどのユーザーがiPhone6sを視野に入るだろう、とします。
そして、型落ちしたiPhone6シリーズへの乗り換えとも合わせ、2016年度ではiPhone合計で2億5,000万台が売れると予測しています(2015年度では第3四半期終了時点で1億8,300万台が売れており、第4四半期を含めると2億3,000台ほどになると言われています)。
iPhone6sへの期待の高さは、日本国内のスマートフォン・ユーザー(iPhone:600名、Android端末:600名)を対象とした調査でも明らかになっており、今回の乗り換え需要に対する予測を裏付けるものとなっています。
iPad Miniは一層苦境に
一方で、既存のiPhone6シリーズにくわえ、iPhone6sシリーズも今後ファブレット仲間として追加されることとなるため、スマートフォンとの境目が曖昧になってきていることから売上の鈍化を見せているiPad miniシリーズは、今後一層苦境に追いやられることとなりそうです。
こうしたことから、米メディアForbesは、「iPhone6sはこれまでのiPhoneシリーズの記録を打ち破るだけでなく、iPad Miniも殺してしまうだろう」と論評しています。
Source:Forbes,PR TIMES、http://iphone-mania.jp/news-83029/
(kihachi)