Apple Musicでソニー系レーベルの楽曲配信が始まっています。Twitterなどの情報を総合すると本日未明から系列レーベル所属の多くのアーティストの楽曲の配信が始まっており、Apple Musicの配信曲数は大幅に拡大していそうです。
最新曲から往年のアイドルの名曲まで
日本の歌謡曲を語る上でソニー系のレコード会社を無視することはできません。しかしApple Musicのサービス開始から昨日まで、ソニー系のレコード会社の楽曲は日本では配信されていませんでした。
しかし本日からの配信開始で西野カナさんや乃木坂46といったアーティストの楽曲を聴けるようになっています。また最新曲だけでなく、松田聖子さんなどの懐かしいアイドルの楽曲も追加されています。
ただしアルバムとしてリストアップされていても、収録曲がまだ聴けないケースもあります。これは今後の拡充に期待したいところです。
LINE MUSICとの競合を心配?
過去にソニーはiTunesでの音楽配信でも参加を遅らせた経緯があり、Appleの音楽サービスとの相性は悪かったのも事実です。ソニーはLINE MUSICに出資しており、今回もその競合サービスであるApple Musicへの参加を渋ったという見方が一般的です。
しかし本日の配信開始で何らかの方針転換があったと思われます。ソニー系レーベルの楽曲がより身近に楽しめるのは、Apple Musicユーザーにとって非常に嬉しいことだと思います。
Apple Musicの有料サービスの切り札になるか
Apple Musicはユーザーの試用期間が順次終了しており、これらユーザーを有料サービス契約へと結びつける必要があります。この転換はそれほど順調に進んではいないようですが、参加レーベルの拡大は課金ユーザー確保の大きな武器になっていくと考えられます。
レコメンド機能の強化やアニメソング、アイドル系の楽曲の充実など、Apple Musicが取り組む課題は多いと考えられます。しかしソニー系レーベルの参加でまずは大きな一歩が踏み出されたと言えそうです。
Source: Apple Music
(KAZ)