アップルが消費者のニーズに応えてiPhoneの製造が進めば、この12月期には過去最高の6,700万台を出荷することになるとの新たな調査結果をモルガン・スタンレーが伝えています。
ウォールストリート予想の6,300万台を上回り過去最高
モルガン・スタンレーのAlphaWise Smartphone Trackerを利用した調査の結果、今年10月〜12月期のiPhoneの需要は6,700万台にも達する模様です。これは同社のアナリストKaty Huberty氏の予想である6,200万台や、ウォールストリートのセルサイドアナリストの大方の予想である6,300万台をはるかに超えることが明らかになりました。
サプライチェーンは6,700万台を生産可能
モルガン・スタンレーのアジア担当のアナリストJasmine Lu氏は、アップルのサプライチェーン企業は12月期に6,500万台〜7,000万台のiPhoneを製造する準備ができており、想定されている6,700万台を出荷することは可能だと予想しています。これによりアップルは今期過去最高の6,700万台のiPhoneを販売することになると予想されます。
昨年の過去最高5,100万台をはるかに超える
アップルは2013年の12月期に過去最高である5,100万台のiPhoneを販売し、131億ドル(約1兆5,657億円)の利益を上げていました。今回予想される6,700万台というiPhoneの販売台数は、アップルの過去最高の数字となるだけでなく、市場予想としてもこれまでにない数字となります。
中国は前年比3倍の成長
モルガン・スタンレーの調査データによりますと、アメリカの市場における需要の傾向と世界各国の需要の傾向は似ていますが、中国では新しいiPhoneに対する消費者の需要は、前年比の3倍と大きく成長しています。また、ブラジルでは11月14日にiPhone6/6 Plusがリリースされ、需要は他の国よりも多くなっています。ただし、フランスと日本では少し需要が減少しているようです。日本の需要減少の原因は、消費税増税と携帯キャリアのプロモーションに対する規制が考えられとモルガン・スタンレーは分析しています。
参照元 : Apple Insider
執 筆 : リンゴバックス