アップルが複数のiPhone7試作機を製造しているというリーク情報はすでにお伝えしたとおりですが、新たなシリーズとなるiPhone7ではLightningケーブルが廃止され、USB Type-Cケーブルとなるかも知れません。
LightningからUSB Type-Cへ
テクノロジー業界の事情に詳しい関係者筋が、中国SNSの微博で公開した情報によれば、充電のみならず、ヘッドセットもUSB Type-Cでまかなうことをアップルは検討しているようです。
ヘッドホン端子が廃止され、Lightningポートに接続して音楽を聴くということになるというリーク情報が以前明らかにされた際は、専用のLightningコネクタ式ヘッドホンか、変換アダプタを用意する必要が出てくるため、あくまでも独自規格を貫きとおすアップルの姿勢に対して、賛否両論の声が上がりました。
しかし、Lightningではなく、USB Type-Cとなれば、2015年4月に日本でも発売されたMacBookや、サムスンの次期フラグシップモデルGalaxy S7を例として挙げるまでもなく、テクノロジー業界全体や各国政府が推進している新規格であるだけに、iPhone7に対する見方も変わってきそうです。
USB Type-Cは、ケーブルの両端が同じであるリバーシブル仕様の形状に加え、最大データ転送速度が10GbpsのUSB3.1をサポート、最大出力も5A/20V(3.0では900mA/5V)と性能面でも、既存のUSB規格に比べ大幅な強化を実現しています。
MacBookがUSB Type-Cに対応する一方、iPad Proが非対応であったことから、やはりアップルはType-Cでの一本化に及び腰なのでは、との見解もありましたが、仮にiPhone7が対応するとなれば、規格の非統一で生じる問題は、すでに同社が発売している「USB-C – USBアダプタ」などのアクセサリでカバーしていくということでしょうか。
Source:微博,CNET、http://iphone-mania.jp/news-94003/
Photo:YouTube
(kihachi)