12月26日、MMD研究所が「2014年スマートフォンゲームの利用実態調査」の調査結果を発表しました。iPhoneなどのスマートフォンにゲームアプリをダウンロードしたきっかけは「スマホ広告」と「TVCM」が多く、TVCMで見たことのあるアプリは「パズル&ドラゴンズ」がトップでした。
2014年に最もハマったゲームアプリは「パズドラ」がトップで、人気の強さを示しました。
アプリダウンロードのきっかけは「スマホ広告」「テレビCM」が2強
MMD研究所が調査結果を発表した「2014年スマートフォンゲームの利用実態調査」は、2014年12月11日から13日にかけて、iPhoneなどのスマートフォン所有者を対象にインターネット調査で実施され、562人から有効回答を得ています。
スマホゲーム利用者がゲームアプリをダウンロードしたきっかけは、「スマートフォン広告」が35.9%で最も多く、次いで「TVCM」22.4%などと続いています。スマホゲーム利用者の3人に1人は、画面に表示される広告をクリックしてダウンロードしており、モバイル広告がユーザーの獲得に成果を挙げている模様です。
一方、従来型マスメディアであるテレビCMをきっかけにアプリをダウンロードしたユーザーも2割強おり、テレビCMのパワーもまだまだ健在のようです。
CMで見たアプリは「パズドラ」がトップ
「テレビCMで見たことのあるアプリ」は、「パズル&ドラゴンズ」が52.7%と他を大きく引き離しました。2位は「モンスターストライク」の34.5%、3位には「白猫プロジェクト」の30.2%が続きました。
2014年に放送された「パズル&ドラゴンズ」のCMはインパクトが強さゆえ、ネットでも話題となりました。
利用経験、ハマったアプリとも「パズドラ」がトップ
スマホゲーム利用者に「ダウンロードして遊んだことのあるアプリ」を聞いたところ、「パズル&ドラゴンズ」が33.9%と、他のゲームに差をつけてトップでした。スマホゲームの中でも「パスドラ」人気は頭ひとつ抜け出している格好です。
「2014年にハマったアプリ」でも「パズル&ドラゴンズ」が25.4%とトップで、2位の「ディズニーツムツム」の12.5%におよそ2倍の差をつけ、存在感の大きさを示しました。
MMD研究所は2013年12月にも同様の調査の結果を公表しており、2013年も「最も遊んだパズルゲーム」で「パズドラ」がトップでした。「パズドラ」は、広告の認知、利用者の獲得、固定ファン化という流れを作り出すことに成功しているようです。
課金経験は約半数、課金最多ジャンルは「パズル」
スマホゲームでは、アイテムの獲得などのために課金が必要となりますが、支払い経験が「特にない」ユーザー54.9%は料金を支払わずにゲームを楽しんでいます。一方、料金を支払っているユーザーの支出ジャンルは「パズル」が25.8%で最も多くなっています。
支払い経験のあるユーザーの、1ヶ月平均の利用金額は「1~300円」が全体の27.8%と最多でした。また、支払い金額が月1,000円以下のユーザーが過半数を占めています。
2013年にApp Annieが、スマホアプリに世界で最もお金を使う国が日本人であると発表しましたが、同じく2013年のCyberZの調査結果によると過半数のユーザーの課金額が300円未満でした。単純に比較はできませんが、2013年から2014年にかけて、スマホゲームにお金を払うユーザーが増加傾向にあったのかもしれません。
「見たことのあるTVCM」トップ3はこちら
ゲームアプリを知るきっかけとなっているテレビCMですが、改めて見ると「ああ、見たことある!」というものばかりです。
インパクトの強さゆえにネットで話題となった「パズル&ドラゴンズ」のCMはこちらです。
コミカルな「モンスターストライク」のCMはこちら。
白いふなっしーが印象的な「白猫プロジェクト」のCMがこちらです。
参照元:MMD研究所
執 筆:hato